2024長崎・佐賀・福岡旅行記2日目その6~八分目が良いのか七分目が良いのか~
11時10分、長崎孔子廟大成殿の奥にある中国歴代博物館を出て来た。

振り返って、その建物を見た。

こちらは72賢人の彫刻である。孔子の弟子の中でも特に優れた72人である。一体一体というか、一人一人顔が違う。
台座の下には名前が彫られている。

向う側を見た。確かに、下には名前が彫られている。

何て書いてあるのか読めない。
反対側の回廊に移動してみることにした。

振り返って、72賢人を見た。当たり前だが、顔のみならず、ポーズも異なる。

反対側の回廊にも論語が大理石に刻まれている。

この大理石は台湾の花連産である。花連は大理石の産地で有名である。

何て書いてあるかは読めない。

願淵第十二で、子曰はく、君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人はこれに反す。さすが、孔子、良いことが書かれている。

上の欄間みたいな彫刻も立派である。

龍があった祭りのときはこれをもって舞うのだろう。
昨日の長崎伝統芸能館でも見た(https://gyo-nakamura.seesaa.net/article/506140153.html)。
儀門の方に戻ってきた。

再度、大成殿を見た。

大成殿の後ろの方にある家が見えた。ああいう所に住んでみたい。そう親しい友人に言うと「老後が大変やで」と返された。

神社でいう所の手水舎みたいなのがあった。
器にお水を入れるようだ。

とにかく、水を一杯入れてみると器がひっくり返ってこぼれた。

こちらは欹器・宥座(きき・ゆうざ)の器という。
要は、水を入れなければ傾き、ほどほどに入れればこぼれずに、一杯入れればひっくり返る
中庸の徳、謙譲の徳の大切さを教えるものだそうだ。
確かに、私も茶碗にたくさんご飯を入れないし、パーティーなどの立食バイキングのときはお皿にたくさん盛ると下品に見えるので、ほどほどに奇麗に見えるように乗せるようにする。そういうことかな。
もっとも、立食パーティーでは何回も取りに行くので上品さや余裕さは見えないかもしれないけれど。
他にも、館林市や足利市でも同じものが展示されているようだ。

そう思いながら、再度、お水を入れてみた。
7割くらいで水平に保っている。
なんでも7割くらいが良いということか。

いやいや、腹八分目医者いらずという言葉があるからもう少し入れてみようとするとまた器が傾いた。
やっぱり、八分目ではなく、七分目がちょうど良いということなのだろうか。

儀門を出て来た。

孔子廟を出ようとしたら、今さらながら孔子廟の説明書きを見つけた。入る際に見つけられないのが2流ブロガーの証だ。と親しい友人に言うと「えっ、3流では」と返された。ム、ム、ム。
中庸といえば、韓流ドラマの「トンイ」で、19代王スクチョンとトンイの息子であるクムは幼いながらも(何歳だったかまでは覚えていない)中庸を読んで、この子は天才だと言われていたなと思い出した。

こちらは明治時代の孔子廟の写真である。
なんでも写真を撮って残すことは大切だと思ったのである。
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本日はこの後、1時からもう1本ブログ
2024冬ダン・ル・シエルその2~焼くよりも蒸す方が美味しい~
をアップします。
是非!ご拝読ください。
振り返って、その建物を見た。
こちらは72賢人の彫刻である。孔子の弟子の中でも特に優れた72人である。一体一体というか、一人一人顔が違う。
台座の下には名前が彫られている。
向う側を見た。確かに、下には名前が彫られている。
何て書いてあるのか読めない。
反対側の回廊に移動してみることにした。
振り返って、72賢人を見た。当たり前だが、顔のみならず、ポーズも異なる。
反対側の回廊にも論語が大理石に刻まれている。
この大理石は台湾の花連産である。花連は大理石の産地で有名である。
何て書いてあるかは読めない。
願淵第十二で、子曰はく、君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人はこれに反す。さすが、孔子、良いことが書かれている。
上の欄間みたいな彫刻も立派である。
龍があった祭りのときはこれをもって舞うのだろう。
昨日の長崎伝統芸能館でも見た(https://gyo-nakamura.seesaa.net/article/506140153.html)。
儀門の方に戻ってきた。
再度、大成殿を見た。
大成殿の後ろの方にある家が見えた。ああいう所に住んでみたい。そう親しい友人に言うと「老後が大変やで」と返された。
神社でいう所の手水舎みたいなのがあった。
器にお水を入れるようだ。
とにかく、水を一杯入れてみると器がひっくり返ってこぼれた。
こちらは欹器・宥座(きき・ゆうざ)の器という。
要は、水を入れなければ傾き、ほどほどに入れればこぼれずに、一杯入れればひっくり返る
中庸の徳、謙譲の徳の大切さを教えるものだそうだ。
確かに、私も茶碗にたくさんご飯を入れないし、パーティーなどの立食バイキングのときはお皿にたくさん盛ると下品に見えるので、ほどほどに奇麗に見えるように乗せるようにする。そういうことかな。
もっとも、立食パーティーでは何回も取りに行くので上品さや余裕さは見えないかもしれないけれど。
他にも、館林市や足利市でも同じものが展示されているようだ。
そう思いながら、再度、お水を入れてみた。
7割くらいで水平に保っている。
なんでも7割くらいが良いということか。
いやいや、腹八分目医者いらずという言葉があるからもう少し入れてみようとするとまた器が傾いた。
やっぱり、八分目ではなく、七分目がちょうど良いということなのだろうか。
儀門を出て来た。
孔子廟を出ようとしたら、今さらながら孔子廟の説明書きを見つけた。入る際に見つけられないのが2流ブロガーの証だ。と親しい友人に言うと「えっ、3流では」と返された。ム、ム、ム。
中庸といえば、韓流ドラマの「トンイ」で、19代王スクチョンとトンイの息子であるクムは幼いながらも(何歳だったかまでは覚えていない)中庸を読んで、この子は天才だと言われていたなと思い出した。
こちらは明治時代の孔子廟の写真である。
なんでも写真を撮って残すことは大切だと思ったのである。
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この記事へのコメント
欹器・宥座の器と言うものは初めて拝見しました。
吊り下げてあるクサリの取り付け部分の高さあたりに水面があるのが、
一番安定するのでしょうね。
孔子さんに繋がる賢者の皆様は、国共内戦や文化大革命を勝ち残れず、
もはや本土には居ないという説もありますけれど、、
果たして、、、、、、
館林市や足利市ならバイク乗って行けるのでは?
もちろん、この冬が終わってからですが。