デ・キリコ展その1~ダリやマティスに影響を与えた画家の作品はどんな感じだろうか~

11月24日の日曜日は神戸市立博物館で開催されているデ・キリコ展に親しい友人と行って来た。
三ノ宮には何振りに来ただろうか。工事が行われていた。
北側にこんな高い建物ができたことも知らない。
南へと歩き、三宮センター街を西に歩き、また南へと歩いた。
気が付けば居留地の方に来ていた。
神戸市立博物館が見えた。
歴史のある建物である。
デ・キリコ展のポスターだらけである。
ちょっと、建物の全体が分からないから、信号を渡って建物全体を撮りに行った。
再び、信号を渡った。
看板である。
ちょっと、ズレて、エッジを撮った。上には神戸市のマークがある。
デ・キリコは、ダリやマティス、マグリットに影響を与えた人物と言われている。
恥ずかしながら、デ・キリコのことは今回初めて知った。
マティスは2016年ニースに旅行した際にマティス美術館に行った(https://gyo-nakamura.seesaa.net/article/201610article_17.html)。
だから、今回は楽しみである。
もっとも、この絵を見ると楽しめない気の方が大きいのだが。
銅像である。ロダンの作品だ。
ジャン・ド・フィエンヌという人の銅像だろう。フランスのカレーから贈られたものなのだろうか。
中に入って、記念写真を撮って貰った。
会場は3階と2階で、まずは3階に上がってくださいと言われた。
親しい友人がエレベーターで行こうと言ったので案内図を見てエレベーにターに乗ることにした。

3階に着いてチケットを出して中に入った。

まずは作品リストを取った。今回は紙ベースだ。
最近はスマホで見ろ、というのが多く、私はそれが気に入らない。
紙ベースがありがたい。
デ・キリコはイタリア人の両親の元、1888年にギリシャで生まれた。父の死後、ドイツのミュンヘンに移り、ニーチェ等の作品に触れ、大きな影響を受けた。
1978年、90歳で亡くなるまで、絵画、彫刻、挿絵、舞台美術など幅広く、多くの作品を残した。
最初は自画像が多く展示されていた。
こちらは「17世紀の衣装をまとった公園での自画像」である。
真っ赤に輝く衣装はローマのオペラ座から借りたとのことだ。そういえば、ローマのオペラ座は前まで行って休みだったなと思い出した(https://gyo-nakamura.seesaa.net/article/201208article_7.html)。
こちらは1913年の作品「沈黙の像(アリアドネ)」である。
デ・キリコが敬愛する哲学者ニーチェの詩からの着想を得た主題とのことだ。
この後の形而上的室内の構図へと近づいていく。

すなわち、1910年頃から、簡潔明瞭な構成で広場や室内を描きながらも、歪んだ遠近法、脈絡のないモチーフの配置、変装的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を現した絵画を描き始めた。
後に、形而上絵画と名付けられた作品がシュールレアリズムの画家を始め、多くの画家に衝撃を与えたとのことだ。
こちらは1971年の作品「球体とビスケットのある形而上的室内」である。
iPhone14でも撮ってみた。
どこに球体があるのか、ビスケットがあるのか分からない。
う~ん、やっぱり、分からないなあと親しい友人と首をかしげていたのである。
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この記事へのコメント
ジャン・ド・フィエンヌさんは、英仏100年戦争でカレー市が包囲された際、
市民を救う為に代表として人質になったヒトですね。
英雄として像を作られるのは名誉な事なのでしょうけれど、
全裸・丸出しってのはちょっと。。
ワタクシなら辞退します。。
知らなかった。
私も全裸で銅像は勘弁です。
ナポレオンのような服が着たいです(^^)。