2024長崎・佐賀・福岡旅行記2日目その4~彫刻が見事に奇麗~
10時28分、長崎孔子廟の儀門を通り、論語が刻まれている大理石を見ながら、回廊を奥へと進んだ。
この大理石は台湾の花連産である。花連は大理石の有名な産地で、昨年の台湾旅行でも大理石工場に訪れた(https://gyo-nakamura.seesaa.net/article/502246285.html)。
もっとも、論語もそうだが、漢文?も読めないので、中庭?の方を見た。
像が立っている。
これは72賢人といい、孔子の弟子の中でも特に優れた72人で、徳・智・体に秀でた6つの才能「六芸」に通じた賢者たちの像である。
奥の方も覗いていた。さすがに、本当に72体あるか数えることはできない。
原爆の爆風にも耐えたものだそうだ。
左に見えるのが大成殿である。
大成殿の前にやってきた。大正殿も1893年(明治26年)の建立以来、原爆の爆風にも耐えて残っているし、儀門が破壊された昭和初期の台風の被害にも免れている。
振り返って、その儀門を見た。
上の龍を見た。
立派な出来である。長崎孔子廟は、ご存知、孔子を祀る場所で、1893年(明治26年)、清国政府と在日華僑が協力して建立したものである。
中国山東曲梟にある総本山なみに、建物の随所に壮麗な伝統美を凝らした日本で唯一の本格的中国様式の霊廟とのことだ。
そして、儀門は昭和初期の台風で破壊され、1967年(昭和42年)に再建された。なので、あの龍もそのときにできたものであろう。
大成殿に向かおうとした。階段中央の彫刻も見事である。
2匹の龍が彫られている。御堂席という。一対の龍を彫ったものである。北京の故宮のものを模しているそうだ
ただ、右の龍の顔の方が立派な気がするのは気のせいだろうか。
御道石の右手の獅子である。毬?の上に脚が乗っている。
御道石の左手にある獅子である。子供の獅子を可愛がっているように見える。
子供の獅子も親に懐いているような表情に見える。
こちらの一対の獅子像は中国山東曲梟の孔子廟の獅子と同じものだそうだ。
階段を登って上に上がった。
右手の方を見た。右が一角獣で孔子に伴して話の善悪を聞き分ける獣である。
左が孔子の弟子で翁仲(こうちゅう)という文武両道を兼ね備えた人だそうだ。こちらは笏(しゃく)を持っているので文人像であろう。
こちらは大学全文である。学問をする人の目的、心得を順序だって記されている。
もちろん、私に読めるわけがない。
でも、而という字がたくさん使われていることだけは分かる。
祈福札である。願い事が書いてあるので、絵馬みたいなものだろう。
大成殿の中に入った。
中国おみくじがあったが、引かなかった。
立派な獅子である。
獅子は大成殿を守る神話の生物である。
武器が展示されていた。
残念ながら、孔子の時代のものではない。模倣品である。テレビ番組の西遊記で見たことのあるような武器である。
そう、このときは猪八戒を演じた西田敏行さんが数か月後に亡くなるなんて思いもしなかったのである。
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