2024長野・松本旅行記3日目その10~松本城天守最上階から望む風景~

12時28分、国宝松本城の天守5階の外回りを歩いていた。
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外の風が入ってくる。
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そして、5階から6階に上がった。
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6階の天守にあれが見えた。
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国宝指定書である。1952年(昭和27年)3月29日に国宝と指定された。
もっとも、この指定書は写しである。そういえば、松江城の国宝指定書も写しだったな(https://gyo-nakamura.seesaa.net/article/202210article_40.html
それでも、国宝はこの天守(大天守)のみならず、乾小天守、渡櫓、辰巳櫓、月見櫓の5棟すべてが国宝として指定されている。これらが一体となって美しさが出ているのだから当然だ。
現存十二天守の内、国宝に定められているのは松本城の他、姫路城、犬山城、松江城、彦根城の五城だけである。
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天守6階は京間16畳の広さである。西側には安曇平が広がり、その奥に北アルプス、北には国宝開智学校が見えるそうだ。
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松本城は1872年(明治5年)1月に競売に付され235両余り(米価比較で約400万円)で落札され取り壊されることになったが、松本下横田超副戸長の市川量造ら有志が天守保存運動を立ち上げ、上にある建願書や懇願書を提出し、松本城天守で博覧会を5回開き、その収益で何とか買い戻されたとのことだ。
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天守の上を見ると奉鎮祭二十六夜神と書かれた札?があった。
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1617年(元和3年)松本に入封した戸田氏が祀ったとされており、月齢26日の月を拝む信仰に基づくものだそうだ。
戸田氏は毎月3石3斗3升3合3勺(約500㎏)のお米を炊いて供えていたと言われていたそうだ。
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太い梁が井の字の形に組まれ、四方へ出て軒をくる垂木の下にさらに太い桔木が外側に向かって放射線状に配置されている。桔木(はねぎ)構造と呼ばれるものである。
重い屋根瓦の軒先が下がらないようにテコの原理を使った装置とのことである。
外の景色を見ることにした。
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東側の風景はこうなっているそうだ。
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先ほど見た松本市役所が見える。
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iPhone14でも撮ってみた。
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南側の風景はこうなっているそうだ。
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奥に微かに東横インの文字が見えた。曇っていて中央アルプスはよく見えない。
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iPhone14でも撮ってみた。
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西側の風景はこうなっているそうだ。
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中央やや右に見える雪山は大滝山で、その右奥に微かに見える雪山が槍ヶ岳だろうか。
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北西側を見た。左橋の一番高い山が常念岳で、その右横が横通岳だろう。
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iPhone14の方がハッキリくっきりと見える。
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天守6階はこんな感じだ。人も多い。
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北側はこんな感じだ。
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よく分からない。
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iPhone14で撮ってみた。中央やや左に国宝開智学校が見える。
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iPhone14で北東側を撮っていた。
左に青いネットが張られている建物が国宝開智学校で、現在改修工事が行われているとのことだ。
人がどんどん入ってきて、ところてん方式のように押し出され、少し未練はあるが降りることにしたのである。

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この記事へのコメント

ゆけむり
2024年10月25日 07:09
やはり天守から見る景色は良いですね~
お殿様もこんな景色を楽しんでいたんでしょうね
でもいつ攻められるか分からないから気が気じゃなかったかもしれませんよね(笑)
2024年10月25日 11:10
こんにちは。

かつて、、、、、
天守閣は、お殿さまの住居だと思っていました。
実際には、暮らすには狭いし、階段は急だし、
居住性は極めてヨロシくないですよ。。
タワマン気分にはなれなさそうですし。。
でも、、、テッペンから外を眺めると、
お殿さま冥利につきるんでしょうね。。
特に、松本城は絶景ですから尚更でしょう。
中村裕司
2024年10月25日 12:13
ゆけむりさん、

確かに、戦国時代なら景色を楽しむ余裕はなかったでしょうね。
江戸時代なら安心できるかな。
中村裕司
2024年10月25日 12:15
おぎひまさん、

私も天守閣に住んでいると最近まで思ってました(本当は二の丸御殿や本丸御殿)。
着物を着てあの急な階段を登れるのか、私なら裾を踏んで転げ落ちるかも。

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