国宝三十三間堂その1~池泉回遊式庭園を楽しむ~

11月26日の日曜日は京阪七条駅近くにある国宝三十三間堂に親しい友人と行ってきた。
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元々は、通りを挟んで隣にある京都国立博物館で開催されている東福寺展に行く予定で、その後に晩ご飯の予約を入れている。
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しかし、東福寺展を見終えてから、晩ご飯の時間まで少し時間がありそうなので、三十三間堂に行くことにしたのである。
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親しい友人も私も初めて三十三間堂を訪れる。小学校の遠足に何回か京都に来たが、三十三間堂には訪れたことはなかった。
敷地内に入った。
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こちらは団体用の入口である。さすが京都というか三十三間堂と思った。
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個人用のチケット売り場の上には普門閣という扁額が掲げられている。
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600円を支払い中に入った。
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その際、パンフレットも受け取った。
三十三間堂は、正式には、蓮華王院本堂とい、天台宗のお寺である。
後白河上皇が平清盛に建立の資材協力を命じて、1165年に創建された。創建当時には五重塔などもあったが、建長の大火(1249年)で焼失し、本堂のみが、1266年に再建された。
そして、現在の本堂はその12666年に再建されたものである。
庭園が見事そうだったので、先に庭園を見て回ろうとなった。
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こちらが案内図である。
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北門は閉ざされている。
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池があった。松の手入れも奇麗だ。
それもそのはずで、この庭園は東庭池泉回遊式庭園である。
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1961年(昭和36年)、後白河法皇770年忌記念事業の際に、「昭和の小堀遠州」と称えられた作庭家・中根金作氏により造園された。
その孫である中根兄弟による庭園の整備・保存工事が2021年(令和3年)に終了したところだ。
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振り向くと三十三間堂の本堂が見えた。
少し歩いた。
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こちらは法然塔である。
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6字の名号「南無阿弥陀仏」と刻まれ、名号石と言われているそうだ。
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南無阿弥陀仏は、鎌倉時代の1204年に後白河法皇の13回忌法要が三十三間堂で行われた際に浄土宗の開祖・法然上人が人々に書写して分け与え、念仏・写経を進めてとのこと。
要は、法然上人は、南無阿弥陀仏と唱えることで、阿弥陀仏に「どうか私を救ってください」と願い、阿弥陀仏に極楽浄土に導かれる、と説いた。
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こちらの碑は、「法然上人霊場」に数えられ、今も参拝する人がいるそうだ。
少し歩いた。
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こちらは手水舎である。
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この手水舎は、夜泣泉(正確には酉偏に泉)ともいう。御同総研の翌年の1165年6月7日、一人の堂僧が夢のお告げにより発見したと言われる霊泉である。地蔵尊が奉られて、子供の夜泣き封じに功徳があると言われている。
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そのため、手水舎には珍しく地蔵尊が鎮座されている。
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あちらが東大門である。
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東大門の反対側が、ちょうど、本堂の中央になる。
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右手(北側)を見た。
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中央には國寶三十三間堂と書かれている。
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左手(南側)を見た。
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また池があった。池泉回遊式庭園のさ晴らしさだ。
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鐘楼である。左の奥には南大門がある。
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この鐘楼の鐘は一般の方は鳴らしてはいけない。
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さらに、南を見ると奇麗な紅葉があった。
その紅葉を見に歩いたのである。

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